ELMARIT-M 28mm f2.8 の仕様
レンズの物知り度 | レンズの希少度 | 描写の好み度 |
★☆☆☆☆ | ★☆☆☆☆ | ★★★☆☆ |
レンズ名 | ELMARIT-M 28mm f2.8 |
メーカー | LEITZ CANADA |
焦点距離 | 28mm |
開放f値 | 2.8 |
マウント | M |
フィルター径 | 49mm |
最短撮影距離 | 0.7m |
タイプ | レトロフォーカス |
特徴 | 初期型に比べ安価 |
製造年 | 1979-1993年頃 |
価格 | ★★☆☆☆ |
レンズの特徴
エルマリート28mmはやや地味な存在ながら、非常にバリエーションの多い、ライカの縁の下の力持ちレンズのイメージを勝手に持っています。
後玉の出た1st,レトロタイプに改良された2nd,そして2ndと何が変わったのか未だに分からない3rd,光学系が刷新された4th,そして非球面化した現行の5thタイプまであります。
レンズデザインは所謂ニュージェネレーション。
この時代のフードは本当に独特なものが多く、フードは第3世代エルマリート専用品。
今回私が入手したのは3rdで、1stに続いて2本目。
28mmといえば私の苦手な画角のひとつでその理由はiPhoneと被るからですが、私を除く世間では28mmは人気が高まってきています。
ライカQやGRなんかも28mm固定ですね。
特徴というとなかなか難しいレンズですが、やはりその価格が特徴ともいえます。
価格は大体10万円前後でこの頃のレンズは人気の画角にも関わらず安価です。4thも安いですね。
初期型の1stや、レンズデザインが変更された2ndはこのレンズの2-5倍の価格です。
描写については、2ndとは何が違うのかはあまりよく分かりませんが、データを見る限り4thと比べると柔らかい写りをするようです。
iPhoneというシャープに写るレンズを普段から持ち歩く身としたら、私はやはりレンズには柔らかさを求めてしまいますね。
描写
しっかり写る中にちゃんとオールドらしい柔らかさが残っています。
iPhoneと同じ感覚で使える画角。
ボケやシャープさ、ハイライトの描写等一切の欠点は見当たりませんね。
ライカのレンズは暗くても、無理に露出を確保せずシャドウをおもいっきり沈めて使えば大丈夫です。
ボケじゃなくて描写を楽しみましょう。。
王道のライカの描写のひとつですね。非球面のようなキレはありませんが、独特の柔らかさ(湿度感とも言う人がいる)があります。
寄れるのも使い勝手が良いです。
画角は確実に35mmより広い。しかし最近のカメラならちゃんと28mmのブライトフレームもでます。
モノクロはキリッと。
安価(≒不人気)というポジションに収まるには惜しい、非常に使いやすいオールドレンズだと思います。
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