HELIAR Classic 75mm f1.8 の仕様
レンズの物知り度 | レンズの希少度 | 描写の好み度 |
★★☆☆☆ | ★☆☆☆☆ | ★★★★☆ |
レンズ名 | Voigtlander HELIAR Classic 75mm f1.8 |
メーカー | COSINA |
焦点距離 | 75mm |
開放f値 | 1.8 |
マウント | VM(ライカM) |
フィルター径 | 52mm |
最短撮影距離 | 0.9m |
タイプ | クラシカル(Hektor型) |
特徴 | 伝統的な3群構成 |
製造年 | 2010-2019年頃 |
価格 | ★☆☆☆☆ |
レンズの特徴
COSINAのHELIARに関する詳しい説明については下記のレビューにて紹介しています。
COSINAのヘリアーはどれも名作ですが、この75mm f1.8については特に素晴らしいレンズといえます。
過去にはLマウントにてColor-HELIAR 75mm f2.5が販売されていましたが、そのレンズはレンズ構成が伝統的なヘリアータイプではなく一部の方面で批判を浴びています。
その点、このレンズについても伝統的なヘリアーからしてみればレンズが1枚多いのですが、結果的にはLeitzのHektor型であって、そのHektorは高級品なので受け入れられているのかもしれません。
また、Leitzでは不朽の銘玉であるHektor 7.3cm f1.9というレンズがありますが、このレンズのスペックから、そのレンズに非常に似た存在であるとも言えます。(描写が近いとは言いませんが・・・)
レンズは最近のCOSINAにしては重くて427gもあります。超大口径の50mmf1.1のNOKTONと同じ重さです。
現行のNOKTON75mmがこれよりも明るいにも関わらず350gとなっていますので重さが気になる方は注意が必要かもしれません。ガラスの厚みによる有り難い重みですね。
最短撮影距離が0.9mであるのは、最近の0.5mまで寄れてテーブルフォトもこなす50mmのレンズに比べると不満があるかもしれませんが、Hektor 7.3cmでは直進、回転型で異なるものの1.5m程度までしか寄れないことを考えると、非常に使いやすくなっています。
描写
淡いフレアがしっとり感を醸し出してくれます。(この写真は濡れているけど)
前ボケ。
モノクロとの相性は抜群。
キレ・解像度というよりは、その雰囲気をよく切り取ってくれるレンズだと思います。
デジタルでも固くなりすぎず、使っていて気持ちいいレンズだと思います。
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