Roeschlein Kreuznach Luxon 50mm f2.0

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Luxon 50mm f2 の仕様

レンズの物知り度レンズの希少度描写の好み度
★★★★★★★★☆☆★★★★☆
レンズ名Luxon 50mm f2
メーカーRoeschlein-Kreuznach
焦点距離50mm
開放f値2.0
マウントpaxette
フィルター径40.5mm
最短撮影距離1.0m
タイプPrimoplan型
特徴人知れず世に出た最後のプリモプラン
製造年1950年頃
価格★☆☆☆☆

レンズの特徴

このレンズを好き好んで手に取る人はよっぽどのMeyer好きか、プリモプラン好きでしょう。

プリモプランを設計したとされるStephan Roeschleinによる光学メーカー、Roeschlein KreuznachからPaxetteに供給された標準レンズであるLuxon 50mmは、その光学系がf1.9のPrimoplanと同じレンズ構成であることが分かっています。

 

このStephan氏といえば現代でも復刻されるほどのレンズであるそのPrimoplanの設計者として名が知れていますが、自身の会社を起してからも採用するというのはよほど惚れ込んでいたのでしょうか。

 

レンズ自体はあまり高価なものではないようですが、今では殆ど市場に出てくることはなくたとえあってもまともな状態のものは滅多にありません。

 

Paxetteマウントはライカスクリューと同じ39mmのネジですがフランジバックが全く異なるので、Paxette以外で使用するには自分でマクロチューブなりを用いて調整する必要があるのは難点です。

 

ただし、ライカマウントに対してはフランジバックの差が2cm程あるのでこのように距離系連動のヘリコイドにも簡単に組み込めました。

 

描写

周辺はびっくりするほど写りません!

 

戦前のレンズなんかも、キノレンズをライカ判に流用したものなんかは、イメージサークルが広がったために写ってはいるけどほとんど解像していないとかグルグルボケになるなんてレンズがありますが、完全にその類のレンズです。

 

 

 

とはいえ、このレンズは戦後のレンズだぞ・・?

流石にこの描写は当時相当ゴミ扱いされたのではないでしょうか。

 

今でこそ周辺の収差は味わいとしてポジティブに取られていますけれど、戦後のレンズでこれだけ周辺が写らないレンズはそうないでしょう。APS-Cならばもっと万人受けするでしょう。

 

しかしながら、この類が好きになってしまうとこのレンズはたまらないものになります。

 

 

 

 

 

 

探してマウント解像してと使うハードルが非常に高いレンズではありますが、価格自体は安価なので見つけたら是非使ってみてください。

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