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SUPER-ANGULON 2.1cm f4の仕様
レンズの物知り度 | レンズの希少度 | 描写の好み度 |
★★☆☆☆ | ★★☆☆☆ | ★★☆☆☆ |
レンズ名 | SUPER ANGULON |
メーカー | Ernst Leitz(Schneider Kreuznach OEMとのこと) |
焦点距離 | 21mm |
開放f値 | 4.0 |
マウント | M(アダプターを外すとLになる) |
フィルター径 | 39mm |
最短撮影距離 | 0.4m(距離計連動は1m~) |
タイプ | 超広角 |
特徴 | 突き出す後玉、デジタルライカでは使いづらい |
製造年 | 1958-1963年頃 |
価格 | ★★☆☆☆ |
レンズの特徴
製造数は全部でも7000本程度とのことであまり多くありません。
ライツの名で販売されておりますが、この時代は光沢のあるレンズ鏡胴は他のライツではあまり見られませんし、絞りの操作方向も逆であったりという違いが見られるのでシュナイダーが作っていたのではないでしょうか。
このレンズの特徴はこのマウント面から激しく突出した後玉。
シャッター幕ギリギリにまで突き出したレンズは当時ではレンジファインダーカメラだからこそ実現できた芸当で非常に高価なレンズだったそうです。
しかし、デジタルカメラで使うにはいくらかのデメリットが有るために、相場は比較的落ち着いています。
まず、このあまりに突き出した後玉のせいで露出計が使えません。
M5,CLでは干渉してしまうので使用不可、M6以降では正確な露光計測ができません。
現行のカメラで自動露出が使えないのは、結構辛いものがあります。
また、デジタルで使用すると、周囲が激しく色かぶりします。
これはセンサー面への入射角が非常に大きいために、デジタルセンサーの特性上レンズを通して届く光をうまく受光できないためです。
ですので、用途としては、マニュアル露出かつモノクロ使用とかなり用途が限定される難しいレンズだと思います。
描写
私は超広角があまり得意ではありません…
慣れていないので、油断すると自分の影が平気で写り込むくらいに、画角が広いです。
超広角がなぜ苦手なのかと言えば、被写界深度が深く、被写体にフォーカスした写真が取りづらいからです。
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