カメラを見ながら簡単に計算できる。露出、EV値と絞り、シャッタースピード、ISOの仕組みについて

こんにちは!前のめり(@maenomelife)です!

フィルムカメラでは露出を意識することが多くなります。

フィルムのISOもデジタルに比べてすごく小さいので場所を選ぶ場面もあります。

 

そもそも、露出計が付いていなかったり、壊れてるものも多いです。

私はもともと、デジカメでも絞りとSSダイヤルの付いているマニュアルライクなものを使ってきました。

 

しかし、絞り優先モードを使うことが多く、露出調整は露出補正(+1.0EVなど)をする程度で、このEV値の意味をよく知りませんでした。

しかし、慣れれば1週間くらいで、この露出は完璧にものにできるくらい簡単です。

 

 

超簡単に言えば図の絞りとSSの設定した数字を足した値と、測定したEV値を同じにするだけです。

仕組みだけ紹介するので、実践で身につけていきましょう。

 

露出はEV値で決める

EV値とはExposure Valueの略でその名の通り露出値という意味です。

 

EV値は、明るい所だと大きく、暗い所だと小さくなります。

EV値は、通常の環境ではおよそ3〜18程度になります。

EV値 シーン
3~4 夜の屋外、照明が必要なくらい位所
5~6 通常照明の屋内
7~8 明るい屋内、夕暮れ時
9~10 とても明るい屋内、照明
11~12 雨〜曇天
13~14 薄曇り 晴れ間の影
15~16 晴天
17~18 快晴、太陽

 

露出計を用いれば、小数点まで計測できますが、ざっくり1刻みで測れれば十分でしょう。

 

このEV値が1の大きさを1段と言うこともよくあります。

デジカメでも慣れている方であれば、「1段露出を上げてハイキーにする」なんて言ったりします。

1段上げるというのは、明るくするということですので、露出11相当で撮れば1段明るくなります。

 

露出はこのような露出計と呼ばれるもので測定できます。


SECONIC L-398

 

しかし、普通のカメラであれば全て搭載しているので、スマホのカメラに搭載されている露出計を使えるアプリもあります。

 

測定方法も色々あるのですが、それは別の機会に譲ります。

 

EV値は絞りとシャッタースピードとISOで調整する

では、このEV値をどのようにカメラで調整すればいいのでしょうか。

これは非常にシンプルです。

 

絞り値はAv (Aperture Value)

シャッタースピード(SS)はTv (Time Value)

という値に換算できます。

これはEV値の1:1の関係があるので、それを比較して適正露出を調整します。

 

絞り→Av値

最近のレンズは絞りが電子化されてしまっているので、絞り輪がついていないものもあり触ったことが無い方もいるかも知れません。

絞りって2.8とか5.6とか中途半端で分かりづらいなぁと感じる方も多いと思います。

 

それを1とか2とか簡単な数字にしたものがAv値です。

絞りは1,1.4,2.0,2.8,4.0,5.6,8.0,11,16と増えていきます。

これをAv値に換算すると、下記のようになります。

絞り値 1.0 1.4 2.0 2.8 4.0 5.6 8.0 11.0 16.0
Av値 0 1 2 3 4 5 6 7 8

この数値の1は先程のEVの1段と同じです。

 

 

絞り輪を見て気づくのは、開放値こそ1.8とか3.5とか中途半端なものもありますが、それ以降は1段ごとに刻まれていることが分かります。

なので、基準の絞りを決めてそこから何段絞るかという方法で簡単に調整することができるのです。

 

シャッタースピード→Tv値

 

シャッタースピードも1,2,4,8,15,30,60,125,250,500・・・とよくわからない刻みで変化します。

これも、同じようにTv値に換算すると簡単になります。

SS 1 1/2 1/4 1/8 1/15 1/30 1/60 1/125 1/250 1/500 1/1000 1/2000 1/4000
Tv値 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12

 

つまりは絞りもSSもEV値を元に使いやすい値を表示しているということが分かります。

 

フィルムのISOもEVに変換

ISOも同じです。

100,200,400,800・・・と倍々増えていくことが分かります。

これは下記の通りEV値に換算できます。

ISO 100 200 400 800 1600 3200
EV値 0 1 2 3 4 5

 

EV値の計算は超シンプル

上記を理解すれば、EV値の計算はすごく簡単です。

EV+ISO換算EV=Av+Tv

で表すことができます。

 

例えば、測定した適正露出が14だったとします。

そのため、EvとTvとISO換算の合計が14になるように調整すればいいのです。

 

例えば曇りの日(EV=12)であれば、

ISOを100(換算=0)

絞りを8.0(Tv=6)、SSを1/60s(Sv=6) に設定すれば、

12+0=6+6

となり一致するので適正な露出を得られます。

 

逆に少し絞りを開放させてボケさせたいなーというときには

絞りを2.8(Tv=3)

SSを1/500s(Sv=9)

とすれば同じ露出を得ることができます。

 

基本はたったのこれだけです。

私はキリがいい数値の、

絞り 8.0(Tv=6)、SS 1/60s(Sv=6)のEV12を基準にしています。

 

そうすることで、例えば適正露出が14だったら、

12との差は2段なので、絞りを2クリック絞るか、SSを2クリック早くするだけで速やかに設定する事ができます。

 

逆にEVが7と暗ければその差は5段ですから、絞りを5クリック開放して1.4にするとか、絞り4クリックで2.0、SS1クリックで1/30sにするとか、すぐに対応できるようになります。

 

フィルムのISOが100でない場合には測定したEL値に足して考えます。

露出が14で、フィルムISOが200であれば、

14+1でEVは15

ISO400ならEVは16です。

 

まとめ

EV+ISO換算EV=Av+TV

もうこれだけです。

 

最初はどうしても計算に時間がかかるとは思いますが、すぐになれると思います。

マスターすれば、例えば晴天で露出15だけど日陰の被写体は暗いから2段絞って13にしようかなーと感覚的に露出を合わせられるようになってきます。

 

マニュアルで露出を決められるとめっちゃ、かっこよくないですか?

自己満ですかね..

 

このEV値の概念を知っていると、露出補正も意のままに操ることができるようになるでしょう。

それと同時に、手動で+0.3EVなどの調整なんて考えるのも面倒なので、露出計の有り難みが良く分かるようになりますねw

 

ともかく、レトロなフィルムカメラではほぼ必須の知識なので頑張りましょう!笑

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