フィルムカメラを始めたいけど古いカメラを買うのが怖い・・・。という初心者の方のための購入時に注意したいポイントまとめ

 

こんにちは!前のめり(@maenomelife)です!

 

いま、令和の時代になって、フィルムカメラが復権の兆しを見せています。

私もその一人でつい最近フィルムカメラデビューをしました。

 

しかし、フィルムカメラを始めようと思った方が最初につまづくところ、それは新品で購入できないという所です。

 

まぁ、しょうがないんですけどね。この時代に新品で作っても殆ど売れませんから…

 

そのため、中古を扱うカメラ店で探すことになるのですが、古い物も多いし、壊れやすい、もしくは壊れてるものもたくさんあります。

 

しかし、一部の店舗ではあまり状態の良くない物を平気で客に売り付けています。

私は実際に無知なお客さんが言いくるめられて買ってしまっている現場を目撃した事があるので、自衛の意味でも、ある程度のチェックポイントは理解した方が良いと思います。

 

この記事では最低限のチェックポイントを簡単にまとめておきたいと思います。

 

整備されているか

一番安心できるのが、プロの手でちゃんと整備されたものです。

残念ながら外見の見た目ではまず分かりません。

 

値札を見て、「オーバーホール済」と書かれていれば安心です。

オーバーホールとは分解清掃のことで、一度分解し、長年の汚れを落とし再度注油して、調整されたものです。

オーバーホールは手間がかかるので、この行為を行う価値のある状態がいいものが基になっている事がほとんどです。

 

ただし、店舗によっては「整備済」とだけ書かれて、ろくな整備もせずに出しているところもあると聞きます。

極論を言えば、外装やレンズを清掃しても整備済みになります。

 

勿論、整備済みもちゃんと動作が確認されたものがほとんどだと思います。

ピントのズレ、モルト張り替えあたりが王道の整備内容かと思います。

 

気になるようであれば、具体的に何をしたか確認してみましょう。

いい答えが返って来れば、安心して購入してもいいと思います。

 

外観にヘコミや激しい劣化がないか

外観は凹みや傷などがないかをチェックしてください。

外観は、最も分かりやすくそのカメラの状態を表しています。

 

ボコボコだったり、一ヶ所すごく歪んだりしていたら、落下や衝撃で中が損傷している可能性があります。

見た目ボロボロに使い込まれていたら、中身もかなり使い込まれてやれているかもしれない。

逆にサビだらけだったりすれば、ずっと放置されすぎて逆にダメになってるかも。

 

そんな事を考えながら、古いものはある程度は仕方ありませんが、キレイめなものを選びましょう。

 

ただし、昔のブラックペイントという真鍮に黒い塗料がベタ塗りされているカラーが良くあります。

これはもともと耐久性が低いで、すぐに剥げて金色の金属がみえてしまいます。

これについては、あまり気にせず、味として選んでみてください。

 

また、ゴムがベタついているものはかなり安くなっていることもありますが、どこの家庭にもあるハンドクリームを薄く塗るだけで、気にならなく出来ることがあるので、試してみてください。

 

モルトが劣化してないか

Leicaはモルトがついていませんが、こういうところについてます。

先ほど書いたモルト。

モルトとは遮光のために内側に貼られているスポンジのようなもので、経年で結構ボロボロになります。

 

古いカメラには使われていないものもありますが、基本的にほぼ全てのカメラにはついてると思います。

前から見たミラーの周り、裏蓋をあけて、フィルムに余計な光が当たらないように色々なところに貼られていると思います。

 

ここを少し触ってみて、ポロポロと崩れるものは交換が必要です。

気合があれば自分でも替えられますが、お店で治すと1万くらいするみたいです。

 

モルトの劣化はしょうがないのですが、いきなり修理行きになってしまうので、最初は劣化が少ないものを選ぶようにしましょう。

 

ファインダーが曇っていないか

 

ファインダーとは覗き窓のことです。

ファインダーは、レンズから通ってきた光をミラーとプリズムで屈折させて見るので、蒸着された金属が剥がれたり、劣化してきたりしています。

特に周辺部から劣化が始まるので、必ず覗いてみて満足のいくものを選んで下さい。

ファインダーは撮影時には常に覗くものなので、汚いとストレスに直結しますし、曇ってるとピントが合わせづらいです。

 

レンズ一体型は曇りやカビがないか

これは、デジタルも同じなので、改めては紹介しませんが、コンパクトフィルムカメラはレンズ一体型になっています。

レンズも経年で曇りが発生したりしますので、スマホのライトを当ててよく確認してください。

 

なお、カメラによっては絞りが常に最小で手動では変更できずよく見えないこともあります。

 

巻き上げはスムーズか

 

巻き上げレバーで見るところは、硬くないか、変な音がしないか、もしくは滑ってないかというところです。

 

よく、荒く扱われギアが傷み硬くなっているものがあります。

また、一回ガチャっと右まで回しきって、ちゃんとシャッターが切れるかも合わせて確認しましょう。

 

シャッタースピードは正常か

 

シャッターはレンズが付いている場合は外して、幕を見ながら確認します。

シャッターはボタンを押すと幕が開いて、規定秒数で閉じます。

しかし、古いものだと固着していて、開いたまま閉じなくなってしまう事がよくあります。

特に1/30以下の低速によく起こるので、必ず全てのシャッタースピードで速度が変化しているか、ちゃんと動くかを確認します。

 

低速は何度か確かめて確実に動作することを確認しましょう。

電気回路が壊れてないか?

カメラも新しくなるほど、どんどん電化製品になっていきます。

電化製品の恐ろしさは劣化が目に見えないことと、経年で確実に劣化することです。

少しマニアックになりますが、カメラのどこに電気が使われているかを知れば、チェックポイントが見えてきます。

 

電子回路は動作するか

シャッター回路

機械制御式か電子制御式かという違いがあります。

機械式は、シャッタースピードはダイヤルが直接ギアを動かします。それが、更にギアや調速機を通じて一定時間シャッターを開けたり閉めたりする時間を調整しています。

 

機械は磨耗したり、折れたりしない限り壊れません。

一方電子制御式は、ダイヤルで設定したスピードは、電気回路を使ってシャッターの開閉タイミングを制御します。

腕時計の機械式時計か、クォーツ時計かの違いと全く同じです。

 

電子制御タイプは、寿命が短いとは言いませんが、調子が悪くなると絶対に直りません。

一方で機械式は手入れさえすれば、長く何十年も使うことができます。

電池が必要なものは電池を入れてシャッターがちゃんと切れることを確認してください。

 

露出計

露出計は先ほどのシャッターが機械式の場合は壊れても撮影ができますが、電子制御式では撮影できなくなる可能性があります。

また、長年経つと露出計は精度が保てず、適切な露出を得るのはかなり困難になります。

そういう理由もあり、古い電子制御式は私はあまりお勧めしません。

 

チェックするのであれば、スマホの露出計と、比較して差がないことを確認しましょう。

例えば、スマホで10EVと出れば、

カメラ側でSS60,F4,ISO100に合わせて適正露出表示となるか見てみます。

 

EV値については、下記記事をご参考ください。

 

その他電気部品

電源が入るか、自動巻き戻し、オートフォーカスなどの電気で動くものはスムーズか、コンパクトカメラであれば、電源を入れてスムーズにレンズが出てくるかなど。

特にモーターで動く巻き上げやオートフォーカス、レンズ繰り出しなどは、特に寿命が短いと感じます。

機種毎に違いますが、動きに違和感があれば、諦めた方がいいでしょう。

 

まとめ

ポイントのまとめです。

・外観に激しいヘコミ、サビなどがないか。

・モルトが劣化してないか

・ファインダーが綺麗

・レンズのカビ、曇りがないか

・巻き上げレバーの動作がスムーズ

・シャッター全速度切れる

・露出計が動く

・電動で動くものが動く

挙げてみると当たり前のものばかりですが、どれも妥協をすると失敗してしまいます。

特に電子基板があるものは、どうしてもフル機械式に比べて経年で壊れやすい傾向があります。

 

上記ポイントを抑えて長く使える状態のいいカメラを見つけてください!

 

ライカの方は下記も参考にしてみてください。

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