ヨドバシで売ってる材料のみでカラーネガフィルム自家現像

こんにちは!前のめり(@maenomelife)です!

はじめに、現像の準備は下記を前提としています。

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今回は、ヨドバシで手に入る薬品のみを使ってカラーネガ現像をする方法をご紹介します。

というのも、現状ではモノクロと違いカラーフィルム用の薬品はごく一部の専門店を通じてしか入手ができないため、多少割高でもヨドバシで入手できるメリットが十分にあると思っているからです。

 

なぜヨドバシかといえば、都内でいえばやはりカメラ用品店大手で、頼んだ日に即日配送もしてくれるからです。勿論楽天でも入手可能です。(Amazonは厳しいかも…)

 

Contents

必要な薬液

○現像液

コダック Kodak エクタカラー RA 発色現像補充液 RT (10L)
コダック Kodak エクタカラーRA発色現像スターター (1.2L)[EKTARADEVST1.2L]

エクタカラー(カラーペーパー用)の補充液とスターターです。

 

○停止液

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モノクロ同様です。

 

○漂白定着液

コダック Kodak エクタカラー RA 漂白定着補充液 (10L)

 

○ドライウェル

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現像工程

1.現像液、漂白定着液、水滴防止剤の溶液を作る。

○現像液

500mlレシピ

ある程度(300ml程度)の38℃程度のお湯に、

・補充a液20ml

・補充b液10ml(厳密には9.35ml)

・補充c液20ml

・スターター13ml

を順番に投入撹拌し、加水して500mlにします。

 

できた現像液は38℃になるように調整しておきます。

(大体10本現像できます。)

 

○停止液

水1Lに対して、15g程度(適当)を溶解させます。

常温でOK。

 

○漂白定着液

常温水200ml程度に、a液を70ml、b液を100ml加え、500mlになるまで加水します。

こちらは常温でも大丈夫です。

 

○DW

パッケージ記載のとおり。常温でOK。

 

2.事前に準備しておいたリールを巻いたタンクに現像液を入れて撹拌。

現像液を入れて3分30秒撹拌します。

撹拌後、排出。

 

3.停止液を入れて撹拌。

30秒撹拌→排出

入れたらさっと撹拌して、排出します。

 

4.漂白定着液を入れて撹拌。

漂白定着液を注入し、のんびり10分、たまに撹拌しながらつけ置きます。

 

5.水洗。

 

6.ドライウェル溶液に30秒浸す。

7.リールを1個ずつ軽く振り、水を切る

8.クリップで乾燥させる。

 

漂白定着液がダメになった時は・・(未検証)

上記方法でカラーネガ現像はできますが、この漂白定着液の透明な方の液体が、保管していると白い結晶が析出してしまいます。

それをそのまま使うとネガに細かいゴミが大量につくので、濾過等を行う必要があります。

 

しかし色々な方法を試す中で分かったのが、この透明な液はモノクロ用定着液で代用できるということです。

しかし、黒い液と混合してしまうと配分も難しく再利用は厳しいので、黒い液(漂白液)とフジフィックス(定着液)を分けて使うという方法を試してみようと思っています。

具体的には、現像液→停止液の後に、黒い漂白液原液に5分→水洗→スーパーフジフィックスに5分です。

なお、この漂白液と定着液はどちらも混ぜなければ再利用できますので、なるべく漂白液が定着液に持ち越されないように、間に十分な水洗を挟んでください。

 

細かい話ですが、この漂白液はブロムカリが添加されていないので、もし結果が思わしくない場合にはブロムカリを20-80g程添加するのが良いのではないかと考えています。

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(妄想終わり)

 

カラーネガ現像(C-41)は簡単にできる

カラーネガ現像、通称C-41現像は本来4液(発色現像→漂白→定着→安定)となっていますが、これらは一般的なお店には流通していません。

しかし、コダックが販売している、カラーペーパー用の薬液を用いることで、簡易的な2液式C-41現像としてカラーネガ現像を行うことができるのです。

 

勿論、リバーサル現像を後に初めて現像液や漂白定着液で別のものを用意した場合でもそちらを部分的に代用することができます。

 

こちらの方法はコストもやや高く、また漂白定着液は日持ちもあまりしないとあって手放しでおすすめできる方法ではないのですが、その分薬品の入手性も良く、また2液で最も手軽に楽しめて、使用した液も再利用できない分捨ててしまえるので最も手軽な方法とも思います。

それに、高いと言っても、お店に出すよりは圧倒的に安く仕上がります。

 

是非試してみてください。

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