こんにちは!前のめり(@maenomelife)です!
もうカメラは買わないと宣言してましたが、これで年内最後のMy New Gear…
理由は色々あるんですが、2019年末に連鎖的に起きているフィルム値上げのニュースがやはり大きい。。。
というわけで、サブカメ的立ち位置で購入した今回のカメラとその選んだ魅力をご紹介していきます。
Leica Tについて
Leica T はライカカメラの祖となるウルライカの生誕100周年となる2014年、これまでのライカとは全く異なるシリーズとして発売されたカメラです。
これがライカにとって初のミラーレスカメラとなったモデルで、その後に後継モデルのTL2やCL、そしてフルサイズのSL,SL2と拡充されています。
更には2018年にLマウントアライアンスとして、日本のパナソニック、シグマと3社でマウントシステムを共通化というとても偉大な功績の基となったカメラでもあります。
つまりは、パナのS1Rやシグマのfpといった超人気カメラの祖とも言えます。
イメージセンサーはSONY製の1630万ピクセルAPS-Cセンサーを搭載しています。
また、対応するライカTLレンズも実は日本製で、Leica Tはかなり日本の息がかかったカメラです。
ライカには他にも似たコンセプトのものではコンデジのXシリーズやlux系のいわゆるパナライカがありますが、そんなカメラとは少し異なる魅力があるのです。
魅力その1: 前衛的なデザイン
このカメラの特徴を最も示しているのがそのデザインです。
このシンプルで美しいミニマルデザインは見ていて飽きません。
このデザイン、同じドイツの自動車メーカーアウディのデザインチームと共同で手がけたという事を売りにしています。
そのボディはアルミの塊から削り出されて作られており、非常に軽量で質感も高い仕上がりとなっています。
また今回購入はしていませんが、このカメラ用のTLレンズも、現代的なAFだからといってプラスチックやゴムを用いずにボディ同様に質感の高いアルミニウムの鏡胴になっています。
グリップが無くてホールド感に心配が残りますが、実際に使ってみると非常に握りやすく滑ることも無く非常に高いクオリティで出来ています。
このコンパクトなレンズ交換式カメラがSONYではなくライカだという事が最も大事なことです。
ちなみに削り出したアルミを手で40分磨くだけの最も退屈な広告動画という自虐的な謎動画も公開されています。笑
手間のかかりようはコストがかかってるから高価格なのは仕方ないだろと言わんばかりの動画ですが、刺さる人はいるのだろうか…
ちなみにバッテリーも拘りが半端ない。
ボディカラーと統一されたアルミ外装が付いており、取り外し時は落下しないようにロック解除後半押しして外すというギミックも仕掛けられています。
また、アルミボディに注目されがちですが、インターフェイスもかなり前衛的で最高です。
ボタン類といえば、なんとシャッターボタンと録画ボタンの2つだけ。
それに付随するのは電源スイッチと、2つの多用途ダイヤルのみ。
背面はなんと前面タッチパネルになっており、その他の操作は全てここから行います。
それはまるでホームボタンと電源、音量以外はタッチスクリーンのスマートフォンのようなユーザーインターフェイス。
ライカの100周年から先を導くようなデザインのカメラです。
そのタッチインターフェイスもかなり独特です。
タイルUIを採用した機能的デザインで、スマホのアプリを配置するように自由に機能の配置を行うことができます。
デジカメでも、カスタムメニューは多くのカメラで備えていますが、メイン画面のボタンを自由にカスタムできるのは私は他のカメラでは知りません。
画像の拡大縮小などもピンチ操作で行えるなど、タッチインターフェイスに最適化されています。
魅力その2: 便利なライカ
当たり前ですが、ミラーレスカメラなのでレンズ交換ができて、ライブビュー撮影が可能です。
国産カメラではだから?という位当たり前ですが、ライカのカメラでライブビュー撮影ができるのはかなり貴重です。
ライカのレンズは基本的に最短焦点距離が70cm〜1mです。
そのため、より近づいて撮影したい場合には、マクロアダプターやクローズアップレンズを用れば撮影可能です。
しかし、マクロアダプターを用いるとライカのオハコのレンジファインダーではピントを合わせることができません。
(Leica M240からはライブビューが追加されていますが高すぎる。)
これから子供も生まれる予定なので、絶対近接撮影したくなると思うんですよね。
でも私のM型では寄れません。
そんな思いの中で、このカメラはライカの絵で、ライカのレンズが使えて、寄れるというとても貴重なカメラなのです。
そしてもう一つ重要なのが、コンパクトであることです。
M型も十分にコンパクトですが、このT型は更にスリムです。
首にかけずとも上着のポケットに忍ばせておけるので、子供の世話をするときにも邪魔にならずに、さっと取り出して撮影することができます。
魅力その3:ライカの色を豊富なレンズで味わえる
Leica Tは従来のライカのマウントよりもフランジバックが短くなっています。
つまり、マウントアダプターを用いる事で豊富なライカの純正レンズが超コンパクトなカメラで味わうことができるのです。
勿論ライカだけでなく、同じL39マウントやMマウントのオールドレンズや、ツァイス、フォクトレンダー 更には、ニコン、キャノン、少し前のヤシコンツァイス、そして昔のコンタックスマウントなど、そのレンズの選択肢は無限大です。
レンズはカメラの命です。
ライカの画像処理エンジンはパナライカやXシリーズでも味わえますが、それはあくまでも固定式レンズとセットになったものなので、オールドレンズをはじめとした自分のレンズと組み合わせられるというのはかなりの魅力なのです。
魅力その4:それはもう劇的な安さ
上で色々と述べましたが、すべてはこの理由に帰結します。
このカメラの値段。
なぜか分かりませんが、とんでもなく安価に購入することができます。
保証のつく中古カメラ店で購入しても、価格はなんと6〜7万円。
リスクは伴いますが、個人売買で購入すれば5万円〜手にすることができます。
TLレンズの方は、さすがのライカということで10万円以下で見つけるのは難しいですが、マウントアダプターを用いればいくらでも安価で素晴らしいレンズが市場にあります。
10倍の値段を出せば、フルサイズでLVが使えて画質も良いM型を買うことができますが、その1/10の価格でもライカはライカです。
なので、私にとってはメインとはなり得ませんが、サブとしてはお財布的にもサイズ的にも非常に優秀なカメラだと思います。
Leica Tのネガティブポイント
ライカなので、デメリットは愛嬌みたいなものです。
高感度?ダイナミックレンジ?
手振れ補正?防塵?
気にしてはいけません。できない子ほど可愛くなってくるものです。
そして、周辺機器もいいお値段。
EVFは7万円。
マウントアダプターは5万円。
周辺機器でこのカメラ本体買えちゃう。
でも、EVFじゃなくても、光学のファインダーで十分です。
マウントアダプターも社外品の数が少ないけどあります。
焦点工房製は真鍮製、内部反射防止塗装とハイクオリティ。
安価なものはひとつだけ、Fotasyというメーカーのもので、クオリティは低めですが実用充分な感じ。
勿論私はこちらです。
Leica Tは、後にLマウントとなったものなので、LeicaSLや、SIGMA fpなどと同じものを用いることができます。
K&F コンセプトさんは安価でハイクオリティなものが多いので期待しています。
作ってくださいお願いします。
作例
という訳で、開封して1時間後にディズニーシーに行って撮影した写真を載せておきます。
フィルムと違って、ほぼリアルタイムにシェアできるデジカメって素晴らしいですね、うんうん。
まとめ
年末最後の最後にいい買い物しました。
安価でも正真正銘のライカ。
最後までフジのX-PRO2と迷いましたが、買って大満足です。
正直、フィルムの価格高騰対策と子供を撮るために買ったサブカメラなのでいつまで使うかは分かりませんが、この手の収まりの良さで案外長く愛用しそうな気もしています。
レンズで遊べるサブコンデジとして、またはライカ沼の入り口として、Leica Tはとってもオススメなカメラです!
これからも少しずつTwitterに写真を上げていければと思っています。
目指せ、打倒SIGMA fp!(無理か)
コメント
コメント一覧 (3件)
こんばんは。T、今お値段上がってませんか?
この記事を拝読して興味が湧いてきたので調べてみたのですが…
いつもありがとうございます。
そうなんですか?
私が購入した時はキタムラでも5万円ちょっとでありましたが、、。
この機種はライカ純正で拘られている割に過小評価されている気がしますので、最近はSIGMAからLマウントレンズも出てきてますし少しは需要が出てきたのでしょうか…
こちらこそありがとうございます。
5万円⁈それは即買いますね!
今は10万超えてますね、、、
こちら拝読してますます欲しい欲が高まっているので迷います…