ライカにマグニファイヤーを装着して世界を変えよう。M型用の製品比較と裏技的な使い方の紹介。

こんにちは!前のめり(@maenomelife)です!

今回はM型ライカのファインダーに装着するマグニファイヤーについてご紹介します。

 

私はしばらく、ライカ史上最高のファインダーと言われるM3のファインダーを使ってきました。

確かに0.91倍という高い倍率で明るいM3のファインダーは、他のどのライカのファインダーよりも良いと断言できます。

しかし、M3以降現在のデジタルライカまでの全てのM型ライカは広角レンズに対応するため、M3よりも倍率の低いファインダーが採用されています。

 

そこで、デジタルライカでもM3のように等倍に近いファインダーを得るとこができるのがマグニファイヤーです。

 

本来のマグニファイヤーは、ファインダーの中心部を拡大してピントを合わせやすくするためのものです。

しかしライカのファインダーの場合、倍率を変えることでフレーミングのし易さにも寄与してくれます。

 

マグニファイヤーの効果

百聞は一見にしかず、ということで画像を見てみてください。

(*画像の表示に少し時間がかかります。)

 

iPhoneとM-E(0.68倍)

0.68倍のファインダーは実物よりも少し小さくなります。

 

iPhoneとM-E+1.4xマグニファイヤー (0.95倍)

しかしマグニファイヤーを使えば、同じくらいの大きさで見えるようになります。

 

M3(0.91倍)とM-E+1.4xマグニファイヤー (0.95倍)

M3のファインダーと比較してみました。

若干、周りの黒枠が増えて視野は狭くなっていますが、ほぼM3と遜色ない見え方になります。

コントラストの差は、M3が良すぎるだけです。

 

このように、マグニファイヤーを使えばどのライカでもM3のような等倍ファインダーを得ることができます。

 

製品の紹介

ライカのM型に装着できるマグニファイヤーは純正、社外品合わせて幾つかの選択肢があります。

 

まずライカ純正のもの。

1.25倍と、1.4倍のものがあります。

created by Rinker
¥41,250 (2020/05/30 17:11:48時点 楽天市場調べ-詳細)

 

違いは、倍率です。

 

例えば、先程のファインダー倍率0.68倍のM8,M9,M系に装着したとき、

0.68×1.25倍=0.85倍(0.85倍純正ファインダーと同じ)

0.68×1.4倍=0.95倍(0.91倍純正ファインダーとほぼ同じ)

となります。

 

0.85倍はライカM6にあった人気のファインダーです。35mmがぎりぎり使える位の倍率。

そして0.95倍は、最初の比較画像のように50mm枠がちょうどファインダーいっぱいに広がり左右の視差も少なく使いやすくなります。

 

また、M10系はファインダーが進化して、0.73倍になっていますので、

0.73×1.25=0.91倍

0.73×1.4=1.02倍

となり、1.25倍でもかなり使いやすそうです。

 

ただし、M10はファインダーはそれ以前のものよりも視野が広くなっているのですが、そのために径が大きくなっています。

M10径に装着するには別途ファインダー用ネジアダプターを準備する必要があります。

(これを使うと、せっかくの視野の広さが少し失われます。。M10専用のマグニファイヤーはなぜ作らないのだろう・・)

 

また、現在市販されていて、入手が容易なものは下記のものです。

created by Rinker
ユーエヌ
¥12,100 (2020/05/30 17:11:49時点 Amazon調べ-詳細)

ユーエヌ製で、倍率は1.25倍のみ。

ライカ純正同様、M10にはアダプターが必要です。

 

また国内販売はしていませんが、中国製のebayやAliexpress等で入手可能な格安品もあります。

商品説明によると拡大率と視度補正の調整できるとあります。

しかも、価格はたったの60ドル。

チャイナよ、信じていいのか?

 

純正と社外品の比較

というわけで、全部買いました。

 

純正品は高価ですが、それに見合う価値があるのか確かめてみましょう。

主な評価ポイントとしては、使用感、明るさ、視野の広さ、像の歪みなどです。

 

ライカ純正品

私が所持しているのは、1.4倍のもの。

 

厚みは1.4倍のせいか、それなりにあります。

質感はもちろんこの中では1番良いですね。

 

ストラップをつけられるので、落下防止になります。

 

接眼部にはゴムがついているので、メガネでも安心。

 


50mm/75mm
項目評価コメント
使用感質感◎、ストラップや接眼ゴム付き
明るさ、コントラスト素のファインダーと差異無し
視野の広さ35mm枠も見える
像の歪み歪みあり

 

流石の純正で、視野の広さ、使用感共に大満足。

コントラストについては、そもそもファインダー自体でかなり落ちているので、マグニファイヤーのガラス程度ではそこまで変わりませんでした。

 

しかし、ブライトフレームの形を見れば分かるように、かなりの歪みがあります。

 

純正ですが、最も高いので一番高性能なはず・・・。

 

国産互換品 ユーエヌ 1.25x

素材は、ライカ純正と同じでアルミだと思います。

接眼部も硬いです。

 

 


50mm/75mm

ラッパ型に広がっているのが特徴です。

項目評価コメント
使用感質感◎、ストラップや接眼ゴム付き
明るさ、コントラスト素のファインダーと差異無し
視野の広さ35mmも見える
像の歪み 歪みあり

明るさについては、純正品と私の眼では違いありませんでした。

使用感についても、質感は良いのですが純正品に比べるといま一歩。

視野の広さについては、1.4倍のものとほとんど変わりません。35mmがギリギリ見えるくらいです。

 

倍率が低いので、もう少し見えてもいいのかなと思うのですが、1.4倍のライカ純正品と殆ど変わりません。

 

中国製格安マグニファイヤー

BRESSONという偉大な写真家の名をもつこの製品。

他に比べて、圧倒的に径が大きいです。

しかし、取り付けネジ径は決まっているので、正直無駄。。

どうやらこのマグニファイヤーは一眼レフ用も同じ光学設計で販売しているらしく、取り付けネジだけ変更しているみたいです。

 

くるくると回転させると、伸びて倍率が上がっていきます。

また、これに合わせて、視度が変わります。

(倍率を変えるというよりも、視度を変える副次効果として、倍率が変わるようなイメージ。)

 


50mm/75mm

 

項目評価コメント
使用感ゆっくり回さないと壊れるらしい
明るさ、コントラストガラスが大きいので良好
視野の広さ前玉までの距離が長過ぎて狭い
像の歪み 歪みあり

 

スペック的に惹かれましたが、まぁうん。

視野が他に比べてかなり狭いのですが、50mmはかろうじて見えるので両眼を開けて使用する分には問題ないです。

 

各倍率でのブライトフレームの見え方

 実際にどんな感じに見えるのか、Leica M-Eに装着して比較してみました。

 

LEICA 1.4x

28mm&135mmフレーム

28mmのフレームは完全に見えません。

 

35mm&90mmフレーム

 

50mm&75mmフレーム

 

視野は若干狭まるも、そこまでの差はないと思います。

 

ユーエヌ 1.25x

28mm&135mmフレーム

  

35mm&90mmフレーム

1.4倍よりも35mmフレームは少しだけ見やすいです。

 

50mm&75mmフレーム

 

BRESSON 1.1-1.6x

50mm&75mmフレーム 1.1倍

他の2つよりも、明らかに視野が狭くなっています。

 

50mm&75mmフレーム 約1.25倍

 

50mm&75mmフレーム 約1.4倍

 

50mm&75mmフレーム 約1.6倍

 

マグニファイヤーは連結できる

最後に紹介するのは、マグニファイヤーの連結です。

 

実はマグニファイヤーは連結して使うことができます。

例えば、1.4倍のマグニファイヤーを連結すると、1.4×1.4で1.96倍にもなります。

私の0.68倍のM-Eに装着すれば1.36倍と、実際の視界よりも大きく見えます。

 

その替わりとして、視野はかなり狭くなります。

 

極端な例でいえばこんなかんじ。

二重像が倍の大きさになり、望遠でのピント合わせがしやすい!

(*素直に一眼レフを使いましょう)

 

画像の例は安物中華のせいでかなり視野が狭まっていますが、純正を連結すればそこそこ使える感じです。

拡大して135mmフレームをいっぱいに表示すれば、鳥とかもいけるかもしれません。笑

 

メガネ付レンズにいいんじゃない?

上記は半分冗談ですが、私はこれのためにやってます。

35mmのメガネ付レンズは安価ではありますが、少々見え方に難があります。

 

通常、私のM-Eにメガネ付きレンズを装着すると、0.48倍と、正直レンジファインダーの魅力が台無しです。

M3につけた場合にも0.63倍になってしまいます。

 

そこで、このマグニファイヤーです。

MEは0.48倍から0.67倍。

M3は0.63倍から0.88倍。

実用的な倍率に戻してあげることができます。

 

更に、マグニファイヤーの連結を行えば、メガネ付きでもかなり倍率を上げることができます。

0.68(M-E)×0.7(メガネ)×1.4(マグニファイヤー )×1.4(マグニファイヤー )=0.93倍となり、眼鏡レンズでM3と同等のファインダーを実現することができます!(荒技ですけどね)

 

ブライトフレームはかなり廻りを覗き込まないと見えませんが、それでも二重像は等倍でピント合わせができるので、メリットは大きいと思います。

 

M3のファインダーを夢見て

やっぱり私はM3のような倍率の高いファインダーが好きです。

マグニファイヤーは若干の像の歪みやコントラストの低下、そして何よりファインダーがかなり出っ張るという問題もありますが、それを差し置いても高倍率のファインダーは魅力的です。

 

距離別でいえば28mmのブライトフレームは見るのが厳しいのでそのままのファインダーで撮影するのが良いと思いますが、35mm以上であればマグニファイヤーが使えます。

 

また、選び方についてはあまり選択肢も多くはありませんが、個人的には純正品が一番お勧めです。

倍率については好みもあるので一概には言えませんが、M10はどのレンズでも1.25xで充分だと思います。

M10以前のものには35mmで1.25x、50mm以上で1.4xが使いやすいのではないかなと思います。

 

ただし、眼鏡やサングラスをつけている時には普段よりも見づらいので私は外してしまいます。
(収納ケースも付属していますが、純正品はストラップがついているので、ポロッと外すだけですぐ撮影できます。)

その点フレキシブルにできるのも、マグニファイヤーのいいところなのかもしれませんね。

 

マグニファイヤー、おすすめです。

 

created by Rinker
¥41,250 (2020/05/30 17:11:48時点 楽天市場調べ-詳細)

created by Rinker
ユーエヌ
¥12,100 (2020/05/30 17:11:49時点 Amazon調べ-詳細)

Twitterでフォローしよう

おすすめの記事